Tokai ST-65N？ ストラトキャスター トーカイ ジョンメイヤー

1980's Tokai Silver Star の出品です。80年代トーカイ黄金期に製作された、1966年仕様のストラトモデル。トーカイといえば「Springy Sound」シリーズが近年再評価されて市場で高騰していますが、そこで穴場なのがこの「Silver Star」です。時期的に使用木材はSpringyと同じ品質。PUなどの電装パーツも同じ。違いはスモールヘッド&スパロゴじゃないだけ。5年後にはこれも高くなっていると思うので、まだ安いうちにどうぞ。ボディは北米産アルダー2P（センター合わせ）。Springy初期でセンだったボディ材は後期では本家に近づいた北米産アルダーになるわけですが、その恩恵で同時期のこのモデルにも採用されました。さらに、こちらはナチュラルカラーのため特に杢目の美しいものが選ばれています。木材の導管が浮くような極薄のポリ塗装。プレミアがついているST-80やST-100などの上位機種はこの上からラッカーを吹いただけなので、元々使われている木材のグレードは同じものです。ネックはハードメイプル1P、ラウンド貼りのローズウッド指板。黄金期トーカイの魅力のひとつは、油分をたっぷり含んでツヤツヤしたこのローズウッド指板だと思います。ナット幅42mmのレギュラーネック、握りは厚くも薄くもない一般的なCシェイプ。184R指板、ヴィンテージフレット。上位機種はVシェイプになっているだけで、木材は同じグレードのものです。PU含めて電装系はオリジナルのグレイボビンUスタンプ×3基。シリアルは「100〜」、付属品は汎用ソフトケース。コンディションについて。40年前のギターのため使用感はありますが、傷があるなりに全体的にきれいに扱われてきたことがわかります。出音確認済み。ポットやセレクターは経年劣化のため接触不良やガリが時おり見られ、快適に使うなら交換を進めます。ネックはほぼストレート。トラスロッドは締め方向に少ししろを残していますが、8割がた締まっている感じです。フレットは凹み状の減りが少しありますが、ビビりや音詰まりは感じませんでした。この時期のトーカイのギターはライバル他社と比べても色気があり、ギター自体がオーラを持っています。要となる木材は上質かつ状態良好なので、電装系や金属パーツをアップデートしても◎