新々刀西の横綱【伝 南海太郎朝尊】則重写し傑作短刀 刃縁働き見事な秀逸出来 時代革包鞘短刀拵 竹節形堅木鍔 鮫皮巻柄 昭和29年登録

新々刀西の横綱【伝 南海太郎朝尊】

則重写し傑作短刀 刃縁働き見事な秀逸出来

時代革包鞘短刀拵 竹節形堅木鍔 鮫皮巻柄 昭和29年登録


■コメント■
ご覧いただきありがとうございます。

『南海太郎朝尊』作と伝わる生ぶ無銘の短刀です。

朝尊は土佐国高岡郡黒岩村の生まれで南海太郎と号し、
文政年間に大鋸鍛冶から刀工に転身するため京都へ上り
上洛後は伊賀守金道の後見役や千種有功公の相槌役を務め
貴人との交流を行いながら作刀技術を高めていきました。

天保年間に江戸にある湯島天神の近所に移り住み
安政5年には土佐に帰郷して黒岩村二ツ野鈴原で作刀、
さらに晩年には山城国幡枝にて作刀の傍ら剣術を教えており
自ら「気心流」という流派を立ち上げ開祖となりました。

また朝尊は作刀のみならず刀剣研究家や学者としても知られ
『刀剣五行論』『宝剣奇談』『新刀銘集録』などの著書を残し、
諸国を廻り復古刀論に基づいた鍛錬法を伝授して多くの門人を輩出し
刀工の教育者として水心子正秀と東西の双璧と称されました。

朝尊の刀を佩用した人物としては土佐勤王党の盟主・武市半平太や
新選組で副長助勤を務めていた隊士の安藤早太郎らが特に著名であり、
近年では『刀剣乱舞』でも人気を高めている幕末屈指の名工です。


本作は播州の旧家に伝来した昭和29年登録の一振、
越中則重写しの素晴らしい出来口を示した平造短刀です。

小ぶりながら重ね厚く茎の長い鎧通し風の造込みで
杢や流れ肌を交えて詰んだ板目肌に地沸ついて地景入り、
刃文は盛んに沸づく中直刃を焼いて刃縁盛んにほつれかかり
刃中に金筋・砂流し・渦巻状の景色よく働いて地刃冴えるなど、
野趣と雅味に富んだ相州伝の作域を示した珠玉の優品です。


渋い雰囲気を纏う革包鞘の時代短刀拵に収められており、
竹節を象った堅木製鍔や水牛角縁頭に鮫皮巻柄で仕上げた
珍しい意匠で垢抜けた外装が本作に一段と華を添えています。


名工にして多くの門弟を育てた功労者『朝尊』作と伝わる
則重写し相州伝の優品短刀を時代拵と共に末永くご愛蔵下さい。


ご不明な点などございましたらお気軽にご質問下さい。

■詳細■
◇◆ 寸法 ◆◇

刃長：18.8cm　元幅：2.02cm　先幅：1.68cm

元重：0.65cm　先重：0.52cm　反り：なし　目釘孔：1個

（素人採寸につき多少の誤差がある場合がございます）


◇◆ 状態 ◆◇

・刃切れ等の大きな欠点は見当たりません。
・多少のヒケや鍛え等はご容赦下さい。
・古物にご理解をいただき神経質な方は入札をご遠慮下さい。
・各所、画像にてご判断いただき不明な点はご質問下さい。

■お支払方法■
◇かんたん決済◇

・ご決済を確認後、商品を発送致します。

■発送方法■
◇◆ 発送方法 ◆◇

・基本的に 送料元払 で発送致します。


◇◆ 送料 ◆◇

・送料は全国一律 1,600円 です。
・品物によっては同梱発送も可能です。

■その他■
・気になる点はお気軽にご質問下さい。
・画像の刀掛けは付属致しません。
・著しく評価の悪い方は入札を取り消しさせていただく場合がございます。
・スムーズで気持ちの良いお取引にご協力をお願い致します。

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