管理番号 | 新品 :03061340 | 発売日 | 2025/01/10 | 定価 | 60,000円 | 型番 | 03061340 | ||
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カテゴリ |
カテゴリアンティーク、コレクション工芸品陶芸日本の陶磁伊万里、有田染付状態やや傷や汚れあり(詳細)径16.0〜15.0㎝
高さ9.3〜9.0㎝
底径8.0㎝
桐箱付き
状態
①口縁に銀直しの跡があります。
②銀直しの箇所にニューがあります。
(長さ約4㎝)
③全体に甘手(カンニューのヒビ)です。
(図録でも亀山には甘手が目立ちます)
④多少の歪みがあります。
江戸後期から幕末にかけての
長崎の名陶と言われる
本歌の亀山焼です。
地方では時折見かけますが
中央ではほとんど見ることができない
幻の焼き物です。
江戸後期文化年間にオランダ船の水瓶の
注文を受けて作り出したのが始まりと言われ
一度経営がうまくいかず中断されますが
幕末に長崎奉行所の庇護を受けて
再開されました。
長崎奉行の日用品や最上手品は
幕府への献上品となった亀山は
有田や平戸で写し物が作られるほど
人気を博しました。
かの坂本龍馬も愛用の茶碗は
亀山焼でした。
しかし慶応年間、物価の高騰により職人が離反。
明治維新を待たずにその火を閉ざしました。
稼働年数は60年に満たない短命な窯でした。
亀山焼は長崎の画壇の絵付けや、田能村竹田による
絵付けのものなど南画風のものもあり
この鉢も南画風の山水を四方に描き
特徴あるこの形は俗に「三味線胴」とも呼ばれる
亀山独特の器形です。
「三味線胴」鉢は何点か扱いましたが
高さが低いものが多く、こんなに高さのあるものは
初めて見ました。
疵はありますが数えるほどしか
登場しない焼き物です。
どうぞコレクションに加えてください。