管理番号 | 新品 :18052971 | 発売日 | 2024/06/01 | 定価 | 298,000円 | 型番 | 18052971 | ||
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出品者がヴァレンティーニ氏本人から購入してセラー保管です。昔気質の職人魂を貫く「ヴァレンティーニ」はホームページもSNSもいまだにやってません。本物の高級ワインは最低でも30年程しっかり熟成させてから初めて本領発揮します。漫画『神の雫』でも出てこないのはそれだけ希少性が高いから。残念ながら近い将来温暖化の影響で無くなるワイナリーです。超レアです。よく語られる「イタリアのロマネ・コンティ」との讃辞さえ、この生産者のほんの一部を現すにすぎない。哲人風の故エドアルド・ヴァレンティーニ氏が手掛けた同社の赤、すなわちモンテプルチアーノ・ダブルッツォを15年以上熟成した末に現れる荘厳な世界は音楽、絵画などの芸術作品と同様、人類の創作物の極点にもたとえられる。赤ワインのリリースは良年に限り、3,000本前後、21世紀では2012、2006、2001、2000のみ(2018年時点で)。ロゼと、トレッビアーノの白を含めても、自社ラベルでのリリースは全ブドウ生産のわずか10~20%のみに限られる。一族は1632年以来、一度も除草剤、防虫剤、化学肥料不使用。数少ない公表データの中では、白ワインのアルコール発酵は平均20ヶ月(!)、収穫量は最大でも10hl/haという数字が、この生産者の思想の一面を現す。イタリアの生産者の中で1社のみ“神聖な”という讃辞を贈るならこの生産者に、との見解に、賛同する人は多い。アドリア海に面したイタリア半島中部に位置するアブルッツォ州。約65%は山岳地帯で、州内にはアペニン山脈の最高峰コルノ・グランデ(2,912m)などの高山を擁する。ワインは全体の約34%となる丘陵地帯を中心に生産され、赤はモンテプルチアーノ・ダブルッツォ、白はトレッビアーノ・ダブルッツォが、この州の最重要かつ支配的品種である。このモンテプルチアーノ・ダブルッツォ品種は「しっかりとした果実味を持つ濃厚な赤ワインで、かなりの量を生産しても薄いワインにはならない」。トスカーナのサンジョベーゼ主体のワインとは無関係である。通常、コストパフォーマンスの高い優良デイリーワイン産地とのイメージが強い州だが、極々一握り(多くて2、3社)が手がけるワインは赤、白、ロゼともイタリア全土でも屈指の偉大なワインとなることも知っておきたい。ヴァレンティーニバレンティーニ DRC