管理番号 | 新品 :32467997 | 発売日 | 2023/12/11 | 定価 | 102,000円 | 型番 | 32467997 | ||
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【鑑定】鑑定 :NGC Ch VF 4/5 4/5アメリカ大手鑑定機関であるNGC社の鑑定を受けたコインです。【商品説明】・国籍 : 古代ローマ アッティカ・アテネ・年号 : 紀元前2世紀1世紀・素材 : テトラドラクマ銀貨・直径 : 約24mm・重量 : 約16.78g【状態】認定スラブに傷等はありません。極美品です。ご覧いただきありがとうございます。アッティカAtticaテトラドラクマのフクロウとアテナ神銀貨を出品させていただきます。古代ローマのアテナ神はミネルヴァと呼ばれかなり凛々しい女神としてデザインされています。またフクロウの意匠もかなり細かくなっているのが特徴です。脚の下にあるのは横たわったアンフェラで、その頭には「M」の文字があります。フクロウの右側には勝利の女神ニケがトロフィーを持った立像がデザインされていて、コインをオリーブで囲うような構図です。アンフェラの文字によって少しづつ構図が違っているようで「M」はニケのデザインです。紀元前2世紀から1世紀にかけてはギリシャの勢力が衰えると同時にアルカイック様式からヘレニズム様式へと変化しました。現在フランスのルーヴル美術館にある「サモトラケのニケ」もこのヘレニズム様式で作られた紀元前2世紀頃のものです。アテネ神は武の女神と同時に知恵と芸術の女神でもありますが、この知恵というのは寝静まる夜中に起きて行動できるフクロウに夜に起こる出来事を報告させて物知りになった、ということがアテナ神が知恵の女神でもある由来で、フクロウはアテナ神の従順な聖獣でもあります。しかし紀元前90年頃にはアテナは度重なる反乱を起こし、マリウスやブルートゥス、マルクス・アントニウスへ支援を求めましたが、その全てに敗北し、自由都市としての権利がなくなり大型銀貨の製造権は奪われてしまいます。その為にアルカイック様式よりもこちらのヘレニズム銀貨は残っているコインの数が少なく市場での流通もかなり少ないコインの1つです。今回ご紹介するテトラドラクマ銀貨はそんな中でも両面ともにバランスよくディティールがきれいに残っている数少ない銀貨です。