管理番号 | 新品 :77007257 | 発売日 | 2025/01/15 | 定価 | 2,200円 | 型番 | 77007257 | ||
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《里見弴宛献呈署名入り》『卍』谷崎潤一郎改造社より昭和6年に刊行された谷崎潤一郎「卍」の初版本です。谷崎潤一郎の数多くある作品の中でも、「卍」は現在も名作として名高いかと思います。本出品の「卍」は谷崎潤一郎の最初の和綴じ本でもあり、紺色の外函、赤を基調とした鮮やかな本冊の装丁は中川修造が担当しております。また、谷崎潤一郎の署名入り「卍」は余り見かけませんが、本出品は作家・里見弴宛の献呈署名入り(落款有り)でございます。谷崎の署名は墨筆で堂々としており、有名作家宛の献呈本ですので、大変筋の良い御本かと思います。外函に僅かなスレと本冊小口に経年ヤケがある以外、コンディションも良好です。もちろん書込み・蔵書印は一切有りません。今年は里見弴の没後40年になります。谷崎、里見にご興味がありましたら是非ご検討下さい。【里見弴】本名,山内英夫。有島武郎,生馬の末弟。母の実家山内家を継いだ。兄の友人志賀直哉の強い影響を受け,学習院高等科を経て東京大学英文科中退 (1909) 。翌年創刊の『白樺』に参加。『晩 (おそ) い初恋』 (15) で認められ,人間の「まごころ」を巧みな心理描写で描く『善心悪心』 (16) ,身分差をこえた自由結婚を描く自伝小説『妻を買ふ経験』 (17) などを発表。 1922~23年にはこれらの「まごころ哲学」を集大成した代表作『多情仏心』を発表した。おのれに忠実に生きるモラルは『今年竹 (ことしたけ) 』 (19~26) ,『大道無門』 (26) ,『安城家の兄弟』 (31) などの主要作品に受継がれ,会話や場面の卓越した描写力とともに里見文学の信条となった。なお 19年には久米正雄,吉井勇らと『人間』を創刊するなど,一貫してイデオロギー的なものに背を向け通したことも特徴。ほかに『銀二郎の片腕』 (17) ,『かね』 (37) ,『美事な醜聞』 (47) ,『極楽とんぼ』 (61) ,随筆集『銀語録』 (38) など。芸術院会員。 59年文化勲章受章。■擦れ・ヨレ・経年劣化等はご容赦願います。■付録等は記載なき場合はないものと思ってください。■状態を充分に納得された上でご入札ください。落札後のクレーム、キャンセルはご遠慮ください。
* * * この案内は、たくさんの大きな画像で商品をアピールできるオークション支援システムいめーじあっぷを使用しました。(無料) * * *(2023年 6月7日 16時 47分 追加)谷崎潤一郎『卍』の里見弴への献呈署名入(落款有り)、かつ美本は大変稀本の為、誠に恐縮ではあるのですが、最終入札額が低額の場合は出品を取り消させていただきます。