管理番号 | 新品 :41952458 | 発売日 | 2024/10/21 | 定価 | 16,000円 | 型番 | 41952458 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カテゴリ |
不問語[とはずがたり](中井甃庵)【判型】大本1冊。縦261粍。【作者】中井甃庵(シュウアン、誠之・忠蔵・貽範イハン)作。【年代等】享保13年自序。寛政3年5月、中井積善跋・刊。[大阪]塩屋忠兵衛ほか板。【備考】分類「随筆」。享保13年自序。著者没後34年目の寛政3年、中井竹山・中井履軒兄弟が刊行。先人追慕の情をこめた竹山の漢文跋と、著者についての「貽範先生略伝」を付す。大阪懐徳堂の創始者で2代学主の著者甃庵(1693-1758)が、まだ学問所預り人であった壮歳に筆を執った和文随筆で、全59段。話題は儒教倫理を中心に世態人情に及ぶが、中でも家族道徳の孝道を最も重視し、達意の擬古文でくりかえし至孝の徳が説かれる。儒家の常とはいえ、懐徳堂でとりわけ孝子の顕彰に熱心なのも、すでに当時から伝えられた堂風であることがわかる。そのほか自然・人事・学問・芸能・童話等に関する長短の話柄が、いずれも教訓を学ぶ姿勢で語られている(「日本古典文学大辞典」参照)。★原装・題簽殆ど欠・状態良好。比較的稀書。