ショパンの響き

カバーにイタミあります。中は書き込みありません。小坂 裕子／西 久美子／ジャン=ジャック・エーゲルディンゲル定価:9900円ショパンは当時、どのような立場にあったのか。また、その音楽はどのように位置づけられるのか。バッハやモーツァルト、クープラン、ドビュッシー、ベッリーニ、ベルリオーズと、時代も様式も異にする様々な作曲家との関係を丁寧にひも解き、《前奏曲集》作品28を中心にショパン独自の作曲法を明らかにし、当時の演奏会事情を追うことで、新たなショパン像を描き出している。ピアノだけにその才能を注いだ作曲家ショパンの、類稀な芸術的個性に深く切り込んだ１冊前書き謝辞第１部　美学的視点１ショパンの美学的立場２ショパンとバロックの伝統３ショパンとクープラン──２人の類似性４ショパン、ベッリーニ、イタリア座──デスト夫人の音楽帖をめぐって５ショパン対ベルリオーズ第２部　前奏曲集６24の前奏曲集（作品28）──ジャンル、構造、意味７前奏曲集（作品28）の完成──自筆譜をめぐって８ショパンと青い音──《前奏曲》作品45の解釈試論第３部　演奏会９ショパン　パリ初期の演奏会（1832-38）10《ヘクサメロン》──「ピアニストの仲間」とショパン11リストによるショパンの演奏会批評　　ショパンを葬り去ったリスト、その見事な一撃──証拠資料から12カルル・フィルチ、ショパンの鏡──偽造文書を中心に付録註参考文献訳者による解題索引エーゲルディンゲル，ジャン＝ジャックスイスの音楽学者、ショパン研究の第一人者。２００７年３月には「ショパンの最後のピアノ」をロンドンで発見するなど、ショパン研究の最先端で活躍している小坂裕子東京藝術大学大学院音楽研究科音楽学専攻修士課程修了。ショパンやシューマンを研究テーマとし、静岡大学、聖徳大学、常葉学園短期大学などで教える他、千葉県市川市文化振興財団文化芸術専門員でもある西久美子１９８３年、横浜市生まれ。２００５年、東京藝術大学音楽学部楽理科卒業（学内にて安宅賞受賞）。同年、同大学大学院音楽研究科入学後、ロータリー財団奨学生として渡仏。現在、リヨン第２大学修士課程（音楽学専攻）#ジャンジャック・エーゲルディンゲル #ジャン_ジャック・エーゲルディンゲル #本 #芸術／音楽・舞踊