管理番号 | 新品 :24691606 | 発売日 | 2024/07/08 | 定価 | 150,000円 | 型番 | 24691606 | ||
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新品未使用付属品完備 完売純正シューキーパー付き値下げサイズアウトソール全長最大幅全高ヒール高UK6(24.0-24.5cm)269.8123.8サービスシューズをベースにしたショートノーズ、テーパードヒール、非常に細かい運針、ワイドな平紐、などのディテールの積み重ねにより、さながら20世紀前半あたりのヴィンテージシューズをも彷彿とさせる佇まいに。海外の蚤の市などでちらほら見かけるような、このあたりの年代の古靴は、現代の量産品にはない独特な美しさや手間を惜しまない作り込みが魅力で私も常に探してはいるものの、コンディションやサイズの問題もあって自分に合うものを探すのは至難の業。接地面に向かって弓なりにテーパードする、クラシカルなヒールもポイントです。中世の女性靴からの引用とのことですが、全体的なフォルムとの繋がりも美しく、紳士靴として違和感なくまとまっています。ドレスシューズとしては高めの3cmヒールですが、やりすぎな感じもなく、小柄な人間にとってはナチュラルに身長が盛れというのも地味に嬉しいところ。ライダースジャケットにも使われるイタリア産の硬質なヌメホースレザー(馬革)を、まずオリーブ色に染色。吟スリしたのちオイル染料を染み込ませ、タイトコートしてからガラス膜を溶かして銀面に押し込み、低温アイロンで仕上げるというこだわりようです。馬革ならではの不均一な荒々しさや独特のシボ感、薄いガラス膜を纏ったマットな艶感にも個性があり、このあたりもヴィンテージシューズっぽいニュアンスを醸し出しています。さらに履き込んでいくと下地のオリーブカラーが表出してくるという点もユニーク。茶芯のブーツのようにトゥやヒール周りを中心に退色してきて濃淡が出てくると、新品の状態とは違った貫禄が出てきそうです。アウトソールはJR。ドイツのタンナー、レンデンバッハ高級レザーソールの代名詞として靴愛好家の方々には有名ですが、とにかく死ぬほど頑丈で頼りになります。レンデンバッハ、最近突然廃業しました。同じドイツのタンナーがレシピごと買収したらしくブランドは継続するようですが、同クオリティが担保されるかどうかは不透明…ということで、旧JRソール搭載の靴については今後はちょっとした貴重な存在としてフォーカスされたりするかもしれませんね。