幻の名品　シモン　スーパーE

木製シャフトのビンテージピッケルの中でも特に貴重なピッケル。シモンのスーパーEです。　この年代は、日本の登山家にとって海外のピッケルは、高嶺の花で、多くのものは国産のトップ　ホープ　エバニューなどで我慢したものです。中でもシモンでは、憧れの的でした。その中でスーパーDはそこそこ数多く流通しましたが、このスーパーEは、生産量、輸入量も少なくさらに貴重です。　スーパーEは、他のシモンピッケルと比べてやや小型、軽量に作られています。これはピッケルのピックを氷壁に突き刺して登るピオレトランクション技術の発明によるものです。憧れの登山家ガストン　レビュファがこれを使用し、さらに人気は増しました。　小型軽量なため、日本を代表する登山家に愛され、かの植村直己氏のエベレスト日本人初登頂の時にも使用されました。その映画を作る際に、このスーパーEを探すのに映画会社の人が大変な苦労をしたそうです。何しろ数が少ない幻のピッケルだからと、所有者は、まずこのピッケルを手放すことがないからです。　今でもテレビ、映画、写真の撮影でスーパーEを探している業界の人も多いようです。　以前、ひょんなことからこのピッケルを譲り受けました。私は、すでに一本所有しており、それで多くの山を登りました。この度アレコレの登山道具を泣く泣く断捨離することになりました。是非このピッケルの価値がわかる方にお譲りしたいと思い、出品いたします。　もし、このピッケルの価値がわかる方でしたら、少しは、値下げも応じますので、コメントしてください。